昨年の「津波が来たら高いところへ逃げるプロジェクト」に続いて実施された、逃げ道体験ワークショップ。今年は、地元・鎌倉の幼稚園や企業にもご協力をいただき、また、たくさんの一般の方々にもご参加をいただいて、より大きな規模で実施することができました。ご協力をいただきました皆様、どうもありがとうございました。
「津波が来たら高いところへ逃げるプロジェクト」は、近い将来に大地震・大津波に見舞われる可能性が高いといわれている鎌倉にあって、「一人の犠牲者も出さない」ことを最大の目的としています。そして、そのために大切なことは、「一人でも多くの方に、津波や防災に対する問題意識を持っていただくこと」であると考えています。
今回の逃げ道体験にご参加いただいた方は、約170人。昨年の8倍の人数です。「一人でも多くの方に」という観点からすると、大きな成果を得られたと感じています。
ですが、鎌倉市の人口は約17万人。多くの観光客も訪れるまちであることを考えると、実際の大地震・大津波発生時に避難する人数は、計り知れないものになることでしょう。
「津波が来たら高いところへ逃げるプロジェクト」は、今年で三回目のイベントです。来年以降も継続して開催していくことにより、この逃げ道体験にも、もっともっと多くの方にご参加いただき、一人でも多くの方に、津波や防災に対する問題意識を持っていただけるよう、私たちスタッフもさらに努力を重ねてまいります。
大地震・大津波で、一人の犠牲者も出さないために。来年の「津波が来たら高いところへ逃げるプロジェクト」も、どうぞ宜しくお願いいたします。
※各避難体験のデータ・情報等は、主催者および参加者によるものです。あくまでもご参考までにご覧ください。